囲碁の基本の打ち方とコウという特別なルールについて解説します。
囲碁の基本の打ち方① | 「交互に打つ」 |
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囲碁の基本の打ち方② | 「石を囲んで取る」 |
囲碁の基本の打ち方③ | 「打ってはいけない場所」 |
コウという特別ルール |
基本の打ち方を覚えてさっそく囲碁で遊んでみましょう!
囲碁の基本の打ち方①「交互に打つ」
まず先手と後手を決めたら、先手(黒石)から打ってゲームがスタートします。
先手(黒石)が❶を打って、次に後手(白石)が②を打って、黒が❸を打って、白が④を打って、黒が❺を打って、白が⑥を打って・・・と、交互に打っていきます。
この「交互に打つ」というのが、囲碁の基本の打ち方の1つ目です。
その場合は、相手が2回連続で打つことになります。
囲碁の基本の打ち方②「石を囲んで取る」
囲碁は相手よりも多く自分の陣地を取った人の勝ちですが、陣地だけではなく相手の石を取ることもできます。
石は上下左右を囲われると取られてしまいます。
これは石を取れない形です。
石を取るときは必ず上下左右で囲みます。
複数の石を取るときの例をいくつか挙げます。
複数取る場合の形
石が複数になっても上下左右で囲むと取ることができます。
囲碁の基本の打ち方③「打ってはいけない場所」
囲碁では「打ってはいけない場所」(※打つことができない場所)があります。
簡単に言うと、そこに置くと取られてしまうとわかっている場所、既に上下左右を囲まれた場所などには打つことができません。
上の図で×印の場所は白石を「打てない場所」です。(※黒石は打てます)
ちなみに、打ってはいけない場所に打つこともルール違反になりますが、他にも禁止ルールがあります。
- 打てない場所に打つ
- 一度打った石を動かす
- 「待った!」をかけてもう一度打ち直す
<<例外>>
上の図でピンクの〇印の場所は黒石に囲まれているので本来なら「白石は打てない場所」です。
でも、そこに打つことで☆印の入った黒石2個を取ることができます。
このように相手の石を取る場合には通常では打てない場所にも打つことができます。
コウという特別ルール
「コウ」とは、石の取り合いが永遠にループしてしまうことを防ぐための特別ルールです。
囲碁では、「コウの形」と呼ばれる形があります。
これが「コウの形」です。
空いている場所に白石を打つと黒石を1つ取ることができます。
でも、取った黒石の場所にもう一度黒石を打つと、延々と同じことの繰り返しになってしまいます。
この無限ループを禁止するのが「コウ」というルールで、上記のように最初に取られた黒石はすぐに同じ場所に置いて取り返すことができない決まりになっています。
つまり、一度どこか別の場所に打たなければいけないということです。
①の白石を打って×マークの黒石を取ったら、次の黒石は×マークの位置には打てません。
なので別の場所に打ちます。(②の黒石)
続けて③の白石は自由に打ちます。
その次の黒石はようやく最初の×マークの黒石があった位置に打つことができます。
このとき③の白石は×マークの黒石があった場所に打つことも可能です。
どこに石を打つのかでそのあとの展開が大きく変わります。
このあたりの攻防が囲碁のゲームの面白さです。