【花札】八八の遊び方とルール

花札屋内/インドア

「八八」は古くからある花札ゲームの種類の1つです。

3人で遊ぶのが基本ですが、最大で7人まで遊ぶことが可能です。

「こいこい」や「花合わせ」に比べるとルールが難しいということもあり、それほどメジャーなゲームではありませんが遊んでみると面白いのでぜひトライしてみてください。

「八八」に使う札の数

1組48枚を使います。(7人で遊ぶときには白札を使い49枚で遊びます)

白札は縁取りだけされている無地の予備札です。

白札

「八八」に使用する道具

得点を計算したりやりとりするための「八八道具」と呼ばれる小道具一式がセット売りされていましたが、今ではほとんど見かけません。

ただ、専用の道具ではなくてもコインやチップなど代用品を使ってもゲームはできますし、なくてもできるといえばできるので必須ではありません。

※点数の計算方法などは下部で説明しています。

「八八」の遊び方

基本的には「花合わせ」と同じで、手札と場札の中で同じ月札(絵柄)を獲得していき、その中でできた役の得点を競うゲームです。

花合わせ並び

「八八」のルールと進め方

①一定の点数を振り分ける

まず最初に全員に得点の計算をするための貫木を配布します。

※上述しました通り、現在はほとんど専用の道具は販売されていないので代用品でも可

基本ルールでは「貫」と「文」という単位で計算されます。

1貫を12点とするのが一般的ですが、「1貫=10点」とする場合などもあり、地域によってもさまざまな細かいルールの違いがあります。

また、最初に振り分ける点数も全員が5貫(60点)ずつというのが一般的ですが、こちらも50貫で行う場合などもあります。

※細かいルールや点数の取り扱いについては最初に打ち合わせておくようにしてください。

②親と席を決める

山札

花札を裏向けの山にして置き、1枚ずつめくって月の早い方が「親」になります。※同月の場合は得点の高い方が「親」です。

席順は、月の早い順に親から反時計回りに座ります。

札の「月分け」や得点は以下の一覧表で確認できます。

花札の札の種類と点数の一覧表

※家族や親しい友人と遊ぶときなどは正式なルールでなくとも、ジャンケンなどで決めても良いと思います。

③札を配る

上述しました通り、場に6枚を並べ(場札)、手元にはそれぞれ7枚の札を配ります(手札)。

残った札は裏向けで山にして場に置いておきます。(山札)

花合わせ並び

④場の種類

「場」には3種類あり、札を配り終わって場に出た札(場札)によって場の種類が決まります。

  • 小場
  • 大場
  • 絶場

小場

場札の中に20点札が1枚もないとき。

この場合は通常計算になります。

大場

場札の中に「松に鶴」「桜に幕」「芒に月」のいずれか1枚があるときは「大場」となり、得点、失点ともに「2倍計算」になります。

また、該当の札が2枚以上ある場合は「二代縛り」となり、その枚数分だけ「大場」が続きます。(2枚の場合は次月まで、3枚の場合は次々月まで)

絶場

場札の中に「柳に小野道風」「桐に鳳凰」のいずれか1枚があるときは「絶場」となり、得点、失点ともに「4倍計算」になります。

また、該当の札が2枚以上ある場合は「二代縛り」となり、その枚数分だけ「絶場」が続きます。(2枚の場合は次月まで、3枚の場合は次々月まで)

「大場」と「絶場」が重複した場合は絶場を優先され4倍計算になります。そして大場は繰り越され絶場の縛りが切れた翌月に2倍計算となります。

⑤出・降りの宣言をする

札がいきわたったら手札を確認し、親から順に「出る」か「降りる」の宣言をします。

「出る」「降りる」とは、その回のゲームに参加するかしないかということです。

降りるときには「降り賃」を払います。降り賃は以下の通り。

  • 1人目:1貫
  • 2人目:1貫半
  • 3人目:2貫
札を配る前に親が「みずてん」を宣言している場合は無条件で参加することになるので、親の次の人から「出・降りの宣言」をします。

札を配る前に「親」は手札を確認しないまま「出る」ことを宣言することができます。

それを「みずてん(見ず出の意味)」と言います。

それによって、配られた札の良し悪しに関係なく降りることができなくなります。

その代わりに、終了時に親が89点以上を獲得していたら、降りた人も含めて全員から1貫ずつもらえるというルール。

「出・降りの宣言」をしていき3人「出る」人が決まった時点で残りの人は強制的に降ろされることになります。これを「追い込み」と言います。

追い込まれた(降ろされた)場合は、「出る」人から「追い込み賃」が払われます。

追い込み賃は以下の通り。

  • 追い込まれた人の手札の中に「手役」(※後述します)がある場合は、その手役の点数の半分。
  • 出来役(※後述します)に関係のある役札(20点札、柳以外の短冊札)がある場合は1枚ごとに3点。

降りた人のカードは「山札」になるため、追い込み賃を確定する際の確認は「出る人」ではない方が良いです。

また、「降りる人」が多数で残りが3人になった時には、まだ決めていない人も強制的に参加ということになります。これを「縛り」と言います。

これは主に関東で用いられるルールで、関西では参加者が3名以下になるような状況でも降りることが可能というルールが多いです。

⑥手役の公開

「出・降りの宣言」も終わって参加者が決定したら、手札の中にある「手役」を公開します。(ある場合)

手役を公開したら他の参加者から手役の点数を受け取るころができます。(※手役の種類と点数は後述

⑦ゲーム開始

ここからがゲーム本編の開始です。

流れは「花合わせ」などと同じで、親から順に手札の中から1枚を選び場に出していきます。

場札の中に手札から出した札と同じ花(絵柄)の札があればその札を自分のものとして獲得することができます(取り札)のでよく選んで出します。

同じ花(絵柄)の札がなければ、そのまま場に置いておきます。

そして続けて、山札の一番上をめくります。

めくった札と同じ花(絵柄)の札が場札の中にあれば、その札も自分の取り札として獲得できます。

継続するかの選択

獲得した札の中で「出来役」と呼ばれる組み合わせができたら、その役を発表します。

そしてそのまま終了する場合は、点数の精算に入ります。

ただし、そのまま終了せずに新たに「役」を狙うこともできます。

その場合は「下げる」(役はできたけどこの役は下げる、の意味)と宣言してゲームを継続します。

その場合、新しい役ができないで終了したら点数は半分となります。

⑧ゲーム終了

出来役を揃えて終了した場合は、その役代を他の参加者から受け取って終了となります。

出来役ができないまま終了した場合は、獲得したと「取り札」の点数から基準点の88点(総計の3分の1)を差し引いたプラスマイナスで支払いを決めます。

ここまでの作業を1月として、これを12ヶ月(12回)行います。

12ヶ月分(12回)やって大場や絶場の持ち越しがのこっている場合は大場・絶場が続く限りゲームを続行する。※打ち切りにするルールもあります

手役の一覧

三本  2貫

同じ月の札が3枚揃っている役。その3枚を晒す。

立三本  3貫

「藤」「菖蒲」「萩」、または「桐」のカス札3枚の役。その3枚を晒す。

赤  3貫

短冊札が2枚以上あり、残りがすべてカス札の役。カス札をすべて晒す。

十一  3貫

10点札が1枚とカス札が6枚の役。カス札をすべて晒す。

短一  3貫

短冊札1枚。カス札6枚の役。カス札をすべて晒す。

光一  4貫

光札(20点札)1枚。カス札6枚の役。カス札をすべて晒す。

空素  4貫

7枚すべてカス札の役。7枚すべてを晒す。

喰付  4貫

同じ月の札が2枚ずつ3組ある役。その3組(6枚)を晒す。

手四  6貫

同じ月の札が4枚すべて揃った役。その4枚を晒す。

ニ三本  6貫

三本(役)が2組の役。(同じ月の札が3枚×2組)その2組を晒す。

ニ立三本  8貫

立三本が2組揃っている役。

はねけん  7貫

同じ月の札が3枚(三本)が1組と2枚がペアになった月が2組ある役。7枚すべてを晒す。

一二四  8貫

同じ月の札が4枚(手四)が1組と2枚がペアになった月が1組ある役。7枚すべてを晒す。

四三  20貫

同じ月の札が4枚(手四)が1組と同じ月の札が3枚(三本)が1組ある役。

出来役の一覧

五光  12貫

20点札が5枚揃っている役。

四光  10貫

「柳に小野道風」を除く光札(20点札)4枚。

七短  10貫

「柳の短冊 」以外の短冊札が7枚揃った役。

赤短  7貫

「松」「梅」「桜」の短冊3枚の役。

青短  7貫

「牡丹」「菊」「紅葉」の短冊3枚の役。

素十六  12貫

カス札を16枚以上取った場合の役。16枚を超えて1枚増えるごとに2貫ずつ増える。

総八  10貫

全員が88点だった場合の役。親の役なので全員が親に10貫払う。

二た八  10貫

獲得した点数が基準点(-88)を差し引いても80点以上取れている場合の役。(つまり合計168点以上)

168点を超えるごとに1貫ずつ増える。