【花札】おいちょかぶの遊び方とルール

おいちょかぶ屋内/インドア

おいちょかぶは花札の中でも人気があるゲームのひとつで、トランプのブラックジャックやバカラに似ていて、親vs子で勝負するゲームです。

そんなおいちょカブの楽しい遊び方を紹介します。

おいちょかぶの対象人数

2人以上。(あまりにも大人数になると複雑で面倒になるので4~5人くらいがベストです)

「おいちょかぶ」に使う札の数

おいちょかぶは主に花札か株札で行います( トランプでの代用も可能)

花札は柳札4枚と切り札4枚を除いた40枚を使用します。

※ トランプではJ、Q、Kを除いて使用します( 除かない場合もある)

その他の準備しておく道具

得点をやり取りするために碁石、ゲームチップ、マッチ棒など何でも良いので何かチップに使用できるアイテムを用意しておきます。

数字と呼び方

おいちょかぶでは札や役に対する決められた点数はありません。

札の月数で1から10までの数としてのみ使用されます。

1月松(まつ)松に鶴
2月梅(うめ)梅
3月桜(さくら)桜に幕
4月藤(ふじ)藤に時鳥
5月菖蒲(あやめ)菖蒲に八ツ橋
6月牡丹(ぼたん)牡丹に蝶
7月萩(はぎ)萩に猪
8月芒(すすき)芒に月
9月菊(きく)菊に盃
10月紅葉(もみじ)紅葉に鹿

呼び方( 呼び方は多少違う地域がある)

0ブタ(ドボン)
1ピン(チンケ、イッカチ、インケツ、ツン)
2ニゾウ(ニタコ)
3サンタ(サンタコ)
4ヨツヤ(シスケ、シホウ、シケ、ヨンタ、シス、シスン、シニ)
5ゴケ(ゴス)
6ロッポウ(ロッポ)
7シチケン(ナキ)
8オイチョ(ヤイチョ、ハッポウ、チョウベ)
9カブ
※カッコ内はその他の呼び方です

「おいちょかぶ」の遊び方とルール

①親を決める

花札を裏向けの山にして置き、1枚ずつめくって月の早い方が「親」になります。※同月の場合は得点の高い方が「親」です。

おいちょかぶでは親と子が向かい合って着席するので、他の花札ゲームのように席順を決める必要は特にありません。

②点数を計算するためのチップなどを配る

点数のやりとりをするためにコインやつまようじなど何でも良いので、一定の点数を全員が持ちます。

麻雀の点棒などがあればわかりやすいです。

点棒

※何もなくても紙に書くなどすればできますが、何か準備しておくと後々の得点の計算などが簡単になります。

③胴前を決める

胴前どうまえとは
子が賭ける(張る)点数の上限のことを胴前と言います。

ゲームを始める前に胴前をいくらにするかみんなで決めます。

胴前は個人個人の上限ではなく、全員の合計の上限です。

つまり、胴前を50点と決めた場合、Aさんが15点、Bさんが20点、Cさんが15点と張ったとすればその時点で上限の50点に達しているので、まだ張っていないDさんやEさんはもう張る事ができなくなります。

④札を配る

札は「親」が配ります。

まき札

まず、「子」の前に1人1枚ずつ表向きにして札を配ります。

これを「まき札」と言いますが、この札は直接ゲームには関係のない札なので「子」は一切手をつけません。

※まき札
昔からのしきたりとして配るだけ。ゲーム中に札を読むための参考とも言われるが、最近では「まき札」自体を取り入れない場合も多い

1枚目の場札

次に場に札を4枚表向きにして置きます。(自分から見て左から順番に)

残りの札は山札として親の手元に伏せて置いておきます。

⑤子が場札に「張る」

「子」は並べられた場札の中から1枚を選んで、そこに張りたい(賭けたい)点数分のチップを置きます。

胴前に達した時点でもう張ることはできません。

⑥「親」が自分の札を1枚引く

「子」が張り終わったら「親」は自分の手札を以下の3つの引き方のいずれかから選択して、山札から1枚引きます。

この手札は自分も「子」にも見えないように伏せたまま手元に置いておきます。

※親が山札から1枚引く際の3通りの選択肢は以下です。

山札の引き方の3つの選択肢
  • 通常…山札の一番上の札
  • 三丁嫌い…山札の上から4番目の札
  • なめ…山札の一番下の札

⑦2枚目の場札を配る

1枚目の場札と同じように自分から見て左から順番に、次は裏向けで場に札を4枚置きます。

「子」は自分が張った札の位置に配られた2枚目の場札を親には見えないように確認し、月の合計数を頭の中で計算します。

⑧3枚目の札が「いるか」「いらないか」を決める

「子」が全員2枚目の場札を確認し終えたら、親が子に3枚目の札がいるかどうかを確認します。(左から順に)

1枚目の場札と2枚目の場札だけでカブ(9)が成立したり、カブに近い数字であれば3枚目は不要ですが、カブには程遠くあと1枚ほしい場合には3枚目の場札を要求します。

親は「いる」と答えた人にのみ3枚目の場札を表向きで配ります。

3枚目を要求する際のルールがあります。

「サンタは引き」
2枚目までの合計が3以下の場合は必ず3枚目をもらわなければいけない
「シチケン引きなし」
2枚目までの合計が7以上の場合は3枚目はもらえない

⑧「親」が自分の札をもう1枚引く

次に、「親」も2枚目となる自分の手札を山札の一番上から1枚引きます。

このときは3つの選択はなしで、必ず山札の一番上の札を引きます。

そして、「子」には見えないように2枚目の手札を確認して2枚の合計を計算します。

3枚目が必要であれば、さらにもう1枚を山札の一番上から引きます。

ゲームの勝敗

「子」も「親」もすべて引き終わったら、伏せてある札もすべて表向けて勝ち負けを確認します。

カブ(9)かカブにもっとも近い人が勝ちになります。

精算

「親」は自分が負けた「子」に対して、子が張った点数分のチップを渡します。

反対に自分が勝った「子」からは、子が張っていた点数をもらいます。

このときの点数のやりとりのためにチップとして何かしらのアイテムを準備しておくとやりやすいです。

ここまでの流れを一回戦として、これを12回戦行ったあとで一番持ち点が多い人が勝者となります。

親の交代
ゲームの途中で親が胴前の点数を取られてしまうか、反対に胴前の2倍の点数を獲得した場合は親の交代となり、現在の親の右側の人に親が移ります。

「おいちょかぶ」の特殊な役

おいちょかぶでは、札の合計点とは別に特権的な勝ちができる役があります。

親の特権

以下の2つは親だけの役になります。

シッピン(四一)

(例)シッピン

親の札の1枚目が4月札で2枚目が1月札だった場合、「シッピン(四一)」という役になり、「子」が張っている点数を総取りできます。

クッピン(九一)

(例)クッピン

親の札の1枚目が9月札で2枚目が1月札だった場合、「クッピン(九一)」という役になり、「子」が張っている点数を総取りできます。

「シッピン」も「クッピン」も、順番に関係なくとにかく4月札と1月札が揃えば成立、または9月札と1月札が揃えば成立にする、という場合もある

親と子の特権

この役は「親」も「子」も全員にとっての特権となります。

アラシ

(例)アラシ

3枚目の札まで要求したときに、3枚すべてが同じ数字(月)の札だった場合、「アラシ」という役になり、張った点数の3倍がもらえます。

「アラシ」は「シッピン」「クッピン」よりも強い役になります。